マルク州タニンバル紀行(3) Ke Tanimbar, MTB. Maluk(3)

画像



“エキゾチックな海洋・文化パラダイス(The Exotic Marine and Culture Paradise)”をキャッチフレーズに、“忘れられた島々(Forgotten Islands)”の手つかずの、美しい自然、殊に“サムラキ・ブルー”の海と珊瑚礁、そして白砂のビーチを資本に、楽園リゾート地を夢見るMTB(西南東マルク)県。
海洋に活路を見出すことは理にかなっている。同県の面積を考慮しても歴然だ。およそ125千km2の内、約88%は海域。陸地面積はわずか11.6%。かつて、MTBの祖先は、このバンダ海とアラフラ海に囲まれた地域に海を渡ってやってきた。海は交易、移動の無限の道路であり、また近隣の島々との親交、そして時には戦闘のための水路でもあった。このことは、ヤムデナ島のサングリット・ドル(Sanglit Dol)村に残る「石船」(参照:タニンバル島の謎の石船)からも容易に推定できる。また、大航海時代にヨーロッパの国々は、“香料列島”を目指して、この地に船でやってきた。


上の画像は:外島の学校に通い、長期休暇で帰郷した三人。久しぶりの旧友との再会は、サムラキ市郊外のウェルアン(Weluan)海岸。大学や専門学校へ入学するMTB県の若者たちは、その多くが、アンボンやスラウェシ島のマカッサル、メナド、そしてジャワ島を選択する。右端のマリアさんは、なんと北スマトラ州メダンにある教会系の医療専門学校に通う。卒業したら、サムラキに戻るそうだ。


画像




サムラキ近郊の海岸線(撮影:MTB県政府)


画像



下の7枚の画像は、サムラキ市民の日曜日の憩いの場となっているウェルアン海岸。


画像




画像




画像




画像




画像




画像




画像



下の5枚の画像は、ヤムデナ島の南西に浮かぶセラル(Selaru)島の北海岸にあるレミャン海岸。日本軍の上陸地点でもある。オーストラリアからの渡り鳥が翼を休める。


画像




画像




画像




画像




画像



サムラキから車で北東へ1時間ほどの距離に位置するトゥンブール(Tumbur)村は、トラディショナルな木彫で知られている。黒檀を素材に大型カヌーや人物像などを作る。


画像



ヤソン・タクンダレさん(30歳)が彫り上げた男女像。


画像



黒檀製のユニークなベルト。ドミ・トリムトゥブンさん(51歳)はベルト作りの名人。


画像



下の3枚の画像は、ヤムデナ島の伝統民族衣装。イカット(絣)は主にセラル島で織られている。極楽鳥をそのまま冠に応用している。賓客を出迎えるときの盛装だ。

画像




画像




画像




【参考ブログ】


マルク州タニンバル紀行(2) Ke Tanimbar, MTB, Maluk (2)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200806/article_4.html

マルク州タニンバル紀行(1) Ke Tanimbar, MTB, Maluk (1)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200806/article_3.html

タニンバル島謎の石階段(Tangga Batu, Tanimbar, MTB, Maluk)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200805/article_5.html

タニンバル島謎の石船No.2(Kapal Batu, Tanimbar MTB) No.2
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200805/article_4.html

タニンバル島謎の石船(Kapal Batu, Tanimbar MTB) No.1
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200805/article_3.html

戦後が来ない西南東マルク県。占領の傷跡は誰が癒してくれるのか?
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200708/article_6.html

西南東マルク県政府公式Website
http://www.mtbkab.go.id/

インドネシア文化宮(GBI)活動記録
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_2.html

インドネシア文化宮活動記録(インドネシア語)Kegiatan GBI
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_4.html











この記事へのコメント

この記事へのトラックバック