『アロールの糸・色彩の世界展』2 天然染色の世界 Pameran Warna-Warni Alor

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インドネシア文化宮(GBI)は、2002年~2008年の7年間、毎年、NTT(東ヌサトゥンガラ州)アロール県(Kabupaten Alor)政府との共催で“島興し”文化イベントである「アロール・エキスポ(Expo Alor)」を実施しました。その基本理念は、地元の潜在的人材力を掘り起し、伝統文化をベースに据えた、国内外の市場を意識した地場産業の興隆でした。

主役は、第一回目のエキスポ以降、ずっと村々に暮らす女性たちでした。「年間数枚のイカット(手紡ぎ綿糸を用い、総天然染色)を織れば、子供たち全員を学校へ通わすことが可能で、また一家が普通の日常生活を送ることができる」---が目標でした。当時、経済的自立の可能性については、実は男性(夫)よりも、織物を手掛けることができる女性(妻や娘)たちの方が圧倒的に優位な立場にいました。

自給自足の農業や漁業の主役である、村の多くの男性たちにとって、安定した余剰利益を生み出すことは至難の業でした。その意味でも、五指の指先に受け継いできた、伝統の技を持つ女性たちの織物文化は、アロール・エキスポの主役となり得たのです。そして、その指先こそが、今回展示している天然染色(植物染色)の世界を生み出し続けているのです。

インドネシア文化宮(GBI)とアロール県政府との“島興し”プロジェクトの歴史は下記のようになります。

2002年4月30日~5月2日:第一回アロール県エキスポ(Expo Alor)
2002年7月6日~11月9日:東京で『アロール県伝統イカット展』
2003年4月29日~5月2日:第二回アロール県エキスポ
2003年7月26日~11月28日:東京で『アロール県伝統ソンケット展』
2004年8月2日~8月6日:第三回アロール県エキスポ&フラボモラ大文化祭
2005年8月4日~8月7日:第四回アロール県エキスポ
2006年5月20日~7月22日:東京で『アロール島児童絵画展』
2006年8月3日~8月7日:第五回アロール県エキスポ
2007年8月4日~8月8日:第六回アロール県エキスポ
2008年8月6日~13日 :第七回アロール県エキスポ

第7回アロール県エキスポ画像リポート(1)Expo Alor ke-VII
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200808/article_1.html

第7回アロール・エキスポ情報(Expo Alor ke-VII)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200807/article_2.html


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染色原料。左はムンクドゥの皮と根を煮詰めたもの。右はインド藍

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紡績糸の浸透に伴って、手紡ぎ糸を上手に作れる人は年々少なくなってきている。

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展示会場の光景

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ガラガラ(Gala-gala)の葉。インドネシア語ではTuri。学名はSesbania grandiflora。日本語ではセスバニア・グランディフローラ。幹の皮からオレンジ色やピンクなどが生まれ、葉からは濃淡各種のオリーブグリーン色が得られる。、

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ケタパン(Ketapang)の葉。インドネシア語ではKetapang。学名はTerminalia catappa。日本語ではモモタマナ (桃玉名もしくは桃玉菜)。葉からは、濃淡各種の緑色が得られる。

【アロールの天然染料の主素材】

自然色を生み出す主な素材は、以下のようなものが報告されているが、近い将来染色方法に関してパテント申請を予定しているとのことで、詳細な“サジ加減”や“添加物”については不明だ。

赤系、茶系の色は: 
ムンクドゥ(Akar Mengkudu)の根、生命樹の皮、赤木(ホン)、ラド(Lado)の皮

藍色、ブルー系は: 
ニラ(Nila)の葉

緑系、黄緑系は : 
ケタパン(Ketapang)の葉やガラガラ(Gala-Gala)の葉

黄色、黄金色は : 
ウコン(Kunyit)や柑橘類(Jeruk Purut)

黒色、灰色、紫は: 
ニラ(Nila)の葉(複数回の染色)

オリーブグリーン系色は: 
クパパ(Kpapa)の皮やパパイヤ(Papaya)の葉

オレンジ系やピンク系は:
ブリンビン(Belimbing)の葉、チェルメレック(Cermelek)の葉や実

深紅や明るいオレンジ系は:
マンレイン(Manleing)の根、野生マンゴ(Mangga Hutan)の皮



アロール島の自然色染め糸111種・Benang Warna-Warni Alamiah dari Alor
http://youtu.be/mN4JU2q4pGg

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名称】 『アロールの糸・色彩の世界展』 Pameran Warna-Warni Alor

主催】インドネシア文化宮&東ヌサトゥンガラ州アロール県&じゃかるた新聞
 
期間】 2012年7月14日(土)~10月6日(土)11:00-17:45。日曜・祝日は閉館。また以下の土曜日も閉館となります。2012年7月21日、8月4日&11日&15日、9月1日&16日。さらに、激しい風雨を伴う悪天候、さらに取材活動に伴って事前通告無しに、閉めることもありますので、予めご了承お願い致します。

展示品】 111種の自然色染めの原糸&およそ100点のイカット&ソンケット

場所】 インドネシア文化宮(GBI) JR高田馬場駅より徒歩約6分。東京富士大学高田記念館正門向かい側のビル1階(添付地図参照)東京都新宿区下落合1-6-8(TEL:03-5331-3310)

入場】 無料

備考】 アロール県政府が送ってくる予定の、染色素材も到着次第、展示する予定です。


インドネシア文化宮への道順

JR高田馬場駅より徒歩約6分。さかえ通りを進み、神田川の橋を越え、新宿区立図書館方向へ。東京富士大学高田記念館正門の向かい側のビル1F(東京都新宿区下落合1-6-8 TEL:03-5331-3310)




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アロール島のアロール・ブサール村で行われた、新たな色の創作光景。

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http://www.digibook.net/d/219483ffa018b03d271cb9257b69c436/?viewerMode=fullWindow

【関連ブログ】

アロール関連ブログ
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/theme/c88587e2d0.html

【関連動画】


東ヌサトゥンガラ州アロール島の海 The Sea of Alor Island
http://youtu.be/u00GOBDWVfE


アロールの海 Alor, The Heaven on Earth
http://youtu.be/UShkDYmpQLg


アロール島タクパラ村のレゴレゴダンス2002-2008 Lego-lego Dance Alor Island
http://youtu.be/oAcxbwu1kRQ


NTT州アロール島のレゴレゴ・ダンスの今昔 Lego-Lego Dance of Alor Regency, NTT
http://youtu.be/o5PvQtRPtKs


東ヌサトゥンガラ州アロール県の伝統舞踊レゴレゴ・ダンス
http://youtu.be/HVX0ILqRrQs


東ヌサトゥンガラ州フローレス&アロール島 Promotion Video Flores & Alor Islands
http://youtu.be/M0EZqVYBr2Y


アロール島のカラバヒから州都クーパンへのフライト Dari Kalabahi ke Kupang
http://youtu.be/VWiqSFg3j14


東ヌサトゥンガラ州アロール県のモコ博物館 Musium Moko, Alor, NTT
http://youtu.be/3yuUq-cA_0U


東ヌサトゥンガラ州プロモーションビデオ Promotion Video NTT Province Indonesia
http://youtu.be/GuP7Qg1801g

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