ササンドゥ演奏家ザカリアスさんが来日(Pemain Sasandu tiba di Tokyo)

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NTT(東ヌサトゥンガラ)州を代表する、伝統楽器ササンドゥの若手演奏家であるザカリアス・ンダオンさんが、4月8日無事来日しました。西ティモールのクーパンからバリ島へ。日本入国のビザ申請、そして取得。デンパサール発ジャカルタ経由のガルーダ便でやってきました。「成田からの道中で綺麗な桜を見て、“桜の国”ニッポンへやってきたんだな、と実感しました。気温も穏やかで安心しました」と、寒さに弱いザカリアスさん。午後からは早速、インドネシア文化宮の門前で、行きかう人々にササンドゥの調べを披露。「なんて綺麗な音なんでしょうね」と、図書館帰りの50代の女性。「不思議な形の楽器ですね。形からは想像もできない不思議な音ですね」と、感動しきりの60代の男性。演奏会は4月10日。東京・中野で行われる。

来日したザカリアスさん(インドネシア文化宮にて。2009.4.8)


日本で披露する曲目が以下のようにほぼ決まりました。

(A) ロテ島とNTT州の曲

1: Ofalangga(Rote)

2: Manalolo Banda(Rote)

3: Flobamora(NTT)

4: Leoro Piring(Alor)

5: Ie, Ie(Flore)


(B) インドネシアのヒット曲

1: Bengawan Solo

2: Gereja Tua

3: Gembala sapi

4: Tanah Air ku Indonesia


(C) ワールド・ミュージック

1: I have a dream

2: Wonderful tonight

3: Country Road

4: Chiquitita

5: Amazing Grace


(D) 日本の曲

1: 花・すべての人の心に花を(喜納昌吉)

2: 島唄(The Boom)

3: 未来へ(Kiroro)

4: 心の友(五輪真弓)

5: 少年時代(井上陽水)



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『読売新聞』2009年4月7日


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『じゃかるた新聞』2009年4月7日付


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『産経新聞』2009年4月2日付


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インドネシア最南端のロテ島の伝統楽器ササンドゥ(Sasandu)の演奏特別公演開幕まで秒読み段階。NTT(東ヌサトゥンガラ)州政府が派遣する、同楽器演奏の第一人者ザカリアス・ンダオン(Zakarias Ndaong)さんが4月8日、来日します。ササンドゥの調べは、“音の世界遺産”とも言われています。ロンタール(シュロ椰子)の柔らかい葉と竹筒から生まれた、とっても愛らしいトロピカル楽器。さて、ザカリアスさん、どんな音色を響かせるのでしょうか。ご期待下さい。



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ロテ島はインドネシア最南端の小島。太平洋戦争時は、対豪州の最前線で日本軍部隊が駐屯。地元の古老によれば、日本兵は、ロンタール(棕櫚)椰子から作ったお酒ソピ、そしてロンタールの葉から生まれたササンドゥの音色に酔ったと言われています。ロテ島の海は汚れを知らないロテブルー。


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ササンドゥ発祥の地ロテ島のナンブララ海岸。ナインウエーブの大波で、世界中のサーファーを魅了している。


【ササンドゥ演奏特別公演】

【日時】2009年4月10日(金)14:30開場、15:00開演、17:00頃終演

【場所】なかのZERO本館視聴覚ホール(もみじやま文化センター:東京都中野区中野2-9-7)JR中野駅南口を新宿方面へ線路に沿って徒歩約8分。

【入場料】500円(全席自由)。席数に限りがありますので、事前予約をなされた方のみのご入場となります。

【申込み】お名前、住所、電話番号(携帯電話)を明記してメール(okawa@mxg.mesh.ne.jp)まで。



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【ササンドゥ演奏講習会】

ザカリアスさんからササンドゥの演奏方法を学ぶ講座です。日本には(おそらく)この楽器の演奏者はいません。この講習会を通して“ロテ島版ハープ”の不思議な魅力に触れて下さい。

【日時】2009年4月11日(土)
 
第一回: 11:00~13:00(あと2名大丈夫です
第二回: 13:30~15:30(定員に達しました
第三回: 16:00~18:00(定員に達しました

【場所】 インドネシア文化宮(JR高田馬場駅より徒歩約6分。地図参照)

【受講料】 ¥1,000#

【申込】 お名前、住所、電話番号(携帯電話)を明記し、第1、第2の中から一つを選択・指定してメールでお申し込みお願い致します(okawa@mxg.mesh.ne.jp)。


【備考】 講習会は、4月13日以降にも実施する予定ですが、時間は未定です。決まり次第詳細をアップします。



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ザカリアスさんは、州都クーパン市内にササンドゥ工房を持ち、仲間と共に、伝統楽器の普及と保護に励んでいる。このコテージ風の建物は市政府が所有し、地場産業促進のために、格安料金で貸し出している。ザカリアスさんの夢は、楽器ササンドゥがかつてのようにロテ島の各家庭で弾かれることだ。


【インドネシア文化宮の場所】東京都新宿区下落合1-6-8(東京富士大学図書館前正門向かいのビルです)





世界中で、インドネシア最南端の島・ロテ(Rote)島にのみ存在する、棕櫚椰子の葉と竹筒で作られた伝統楽器・ササンドゥ。その第一人者ザカリアスさんの生演奏です。同公演には、長野県松本市在住のマンドリン奏者の折井清純氏が友情出演で駆けつけてくれます。


【ザカリアスさんのササンドゥ演奏をYou Tubeで視聴する】

クーパンのKristal Hotelで演奏するザカリアスさんの姿をご覧ください。

Sasando - Music from West Timor
http://www.youtube.com/watch?v=kIC2ilIjQ3c


【公演会場までの地図】





【ロテ島メモ】


ロテ島は、ティモール島の南西に位置し、2002年7月2日に誕生したロッテンダオ(Rote Ndao)県の県都であるバア(Baa)所在地。同県の面積はおよそ1,280km2で96の島から構成。内6島に住民が暮らし、その他の島は無人島。人口は約105,525人(県政府2006年データ)。6郡(Kecamatan)から構成。ロッテンダオ県は、20県と1都市から成るNTT(東ヌサトゥンガラ)州に属する。州都クーパンからは、毎日一便往復する高速艇で約2時間の距離。
18世紀初頭のオランダ植民地下、キリスト教が本格的に伝播し、現在では、県民のおよそ95%がキリスト教徒。域内には小学校が126校、中学校が21校、高校が11校。私立大学の分校が3校ある。
ロテ島は、インドネシア共和国の最南端に位置し、海を隔ててオーストラリアと一衣帯水の距離。世界で、この島にしか存在しないロンタール(棕櫚椰子)と竹でできた楽器・ササンドゥ(Sasandu)が知られているが、お土産としての生産はあるものの、純粋に伝統楽器としての継承は危うい状況にある。さらに、ロンタールの葉で編んだ独特な帽子(Tiilangga)は、盛装時に欠くことのできない男性のアイテムとなっている。
ロテ島の西端に、世界のサーファーに知られるナンベララ(Nemberala)海岸があり、6月~10月のシーズンには、世界中から多くの若者が訪れる。県都のバアから車で約30分の距離にあり、オーストラリア人が経営するコテージもある。インド洋から吹き付ける強風で生まれるナイン・ウエーブ(9 Wave)は、その規模としては、インドネシア国内でも最高レベル。
県都のバアから船外エンジン付きの船で2~3時間の距離にあるンダオ(Ndao)島は、イカットの産地として知られている。ロテ島のイカットとは、まさにンダオ島のイカット生産を指すといっても過言ではない。また、同島では銀細工の生産も盛ん。
ロテ島(ンダオ島)のイカットの特徴は、幾何学模様風に、植物や花柄が多用されている点。また小鳥を配するなど、繊細で女性的なデザインが特徴。また、かつてヨーロッパ人の寄港、そして地元の女性との婚姻などを通じて広まった欧州文化の影響が、例えばバラの花びらのモチーフなど、どことなくヨーロッパの香りを漂わせるイカットも少なくない。藍染の紺地に、ムンクドゥの根やマンゴの樹皮から抽出した赤とのコンビネーションが美しく、また柔らかなクリーム色の使用も温かみを感じさせる。



【変化するササンドゥ】

楽器ササンドゥの原型は、棕櫚椰子の葉をそのまま丸めることによって生まれる半球形。しかし、梱包や移動に不便なことから、最近では、葉を短冊状に繋いだ、折り畳み可能なササンドゥが作られるようになってきた。両者の間には音質面で微妙な差があるはずだが、今や主流はポータブルタイプの折り畳み型ササンドゥ。大きさは、高さがおよそ50~60cm、扇状に広げると、最大横幅が約50cmだが、閉じるとわずか10cm足らず。ササンドゥは、棕櫚椰子の葉、そして竹筒、さらにマホガニ製の軸などから構成。弦は32本が主流で、重さは約1.5Kg前後。



【参考ブログ】


ササンドゥ奏者のザカリアスさん来日へ(Pemain Sasandu ke Tokyo)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200904/article_7.html

ササンドゥ日本初公演まで秒読み(Konser Musik Sasandu)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200904/article_6.html

“音楽の世界遺産”ササンドゥ演奏会が4月10日、東京・中野で(Musik Sasandu NTT)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200904/article_5.html

“音の世界遺産”と呼ばれるササンドゥの調べ。4月10日、東京・中野で。(Sasandu)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200904/article_4.html

ロテ島の伝統楽器ササンドゥ演奏特別公演会のお知らせ(Konser Sasandu dari NTT)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200903/article_30.html

インドネシア最南端・ロテ島のササンドゥ演奏会のお知らせ(Konser Musik Sasandu)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200903/article_10.html

NTT州のイカットとササンドゥ音楽展がスタート(Pameran Ikat & Sasandu NTT)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200902/article_27.html

『東ヌサトゥンガラ州のイカットとササンドゥ音楽展』開催のお知らせ(Pameran Sasandu)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200902/article_15.html

ロテ島ササンドゥ物語(5) Sasandu, Rote, NTT(5)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_10.html

ロテ島ササンドゥ物語(4) Sasandu, Rote, NTT(4)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_8.html

ロテ島ササンドゥ物語(3) Sasandu, Rote, NTT(3)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_7.html

ロテ島ササンドゥ物語(2) Sasandu, Rote, NTT(2)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_6.html

ロテ島ササンドゥ物語 (1)  Sasandu, Pulau Rote, Propinsi NTT
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_5.html

ロテ島の楽器ササンドゥの運命(2) Nasib Sasando di Pulau Rote(2)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200808/article_4.html

ロテ島の楽器ササンドゥの運命(Nasib Sasando di Pulau Rote) (1)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200808/article_3.html

ロテ島&サブ島伝統イカット展(Pameran Ikat Rotendao & Savu-NTT)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200801/article_1.html

インドネシア最南端のロテ島で伝統イカットが消滅(Tenun Ikat di Pulau Rote)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200709/article_2.html

インドネシア文化宮活動記録(日本語・Kegiatan GBI dalam Bahasa Jepang)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_2.html

インドネシア文化宮活動記録(インドネシア語・Kegiatan GBI dalam Bahasa Indonesia)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_4.html

インドネシア文化宮2008年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2008)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200901/article_1.html

インドネシア文化宮2007年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2007)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200712/article_2.html

インドネシア文化宮2006年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2006)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200612/article_8.html

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