『東ヌサトゥンガラ州のイカットとササンドゥ音楽展』開催のお知らせ(Pameran Sasandu)

画像



2008年、インドネシア文化宮(GBI)は、「日本・インドネシア国交50周年記念文化イベント」として、1~3月に『ロテ島&サヴ島伝統イカット展』、4~6月に『ヌサンタラ・テキスタイル文化展』、6~10月に『中カリマンタン州文化展』、そして11月~本年2月まで『LIKE・A・BALIJINウブドの達人展(バリ舞踊写真展)』を実施しました。
そして“100年に一度の大不況”の2009年、“インドネシア最南端の音楽文化”にスポットを当て、NTT(東ヌサトゥンガラ)州政府との共催で、『東ヌサトゥンガラ州のイカットとササンドゥ音楽展(Pameran Tenun Ikat NTT & Musik Sasandu)』を開催いたします。インドネシア共和国最南端の島・ロテ(Rote)島で生まれた、世界唯一の弦楽器であるササンドゥ(Sasandu)ミュージックに癒されながら、世界的に知られる同州のイカット(絣)文化に触れます。NTT州政府は、今回の展示会にあたり、ササンドゥ演奏家の派遣を計画しています。実現の暁には、演奏会、そして演奏講習会を催したいと思っています。



画像



ササンドゥを手にするザカリアスさん。


名称】  東ヌサトゥンガラ州のイカット(絣)とササンドゥ音楽展 (Pameran Tenun Ikat & Musik Sasandu Provinsi NTT)
期間】  2009年2月28日(土)~5月30日(土)11:00-18:00 但し、日曜・祝日と第1&第3土曜日はお休みです。また、雨天などの悪天候、さらに取材活動に伴って事前通告無しに、閉めることもありますので、予めご了承お願い致します。

展示品】 フローレス島、ソロール島、アドナラ島、スンバ島、サヴ島、ライジュア島、アロール島、パンタール島、ブアヤ島、ロテ島(ンダオ島)、ティモール島のイカット(絣)約200点。他、楽器ササンドゥ、NTT州の木彫、西ティモールのアンモナイト化石など。

演奏会】 ササンドゥ製作・演奏の第一人者・ザカリアス・ンダオンさんのササンドゥ演奏+日本人マンドリン演奏家によるササンドゥ演奏。4月10日(金)、東京・中野の、なかのZEROを予定。

ササンドゥ演奏講習会】ザカリアスさんが教授するササンドゥ演奏方法(4月中旬を予定。場所はGBI)

主催】  インドネシア文化宮・東ヌサトゥンガラ(NTT)州政府

場所】  インドネシア文化宮(GBI) JR高田馬場駅より徒歩約6分。東京富士大学図書館前正門の向かい側のビル1階(添付地図参照)東京都新宿区下落合1-6-8(TEL:03-5331-3310 or 03-3360-9171)

入場】  無料



画像




州都クーパンの自宅、ロンタールの樹の脇でササンドゥ演奏をするザカリアス・ンダオンさん

【ザカリアスさんのササンドゥ演奏をYou Tubeで視聴する】

クーパンのKristal Hotelで演奏するザカリアスさんの姿をご覧ください。

Sasando - Music from West Timor
http://www.youtube.com/watch?v=kIC2ilIjQ3c


画像



最近では持ち運びに便利な「折畳式ササンドゥ」が主流になってきている。


画像




画像




【東ヌサトゥンガラ州のあらまし】

バリ島のずっと東、フローレス(Flores)島からアロール(Alor)、そしてティモール(Timor)島までの南緯8~11度の間に、一本のサンゴでできた首飾りのように点々と連なる島々。そこが、ティモール島西端付近に位置するクーパン(Kupang)を州都とする東ヌサトゥンガラ(Propinsi Nua Tenggara Timur)州。ここには世界で知られる3つのものがある。イカット(IKAT・絣織り)、コモドオオトカゲ(コモドドラゴン・1991年、コモド国立公園は世界自然遺産に指定された)、そして三色湖のクリムトゥ(Kelimutu)山。
“東インドネシアのパラダイス”を謳うNTT(Provinsi Nusa Tenggara Timur・東ヌサトゥンガラ)州には現在20県と1都市(クーパン)の計21の行政単位がある。人口は約436万(2006年統計)。主要な島は、西から、コモド(Komodo)島、スンバ(Sumba)島、フローレス(Flores)島、アドナラ(Adonara)島、ロンブレン(Lomblen・あるいはLembata)島、パンタール(Pantar)島、アロール(Alor)島、サヴ(Sawu)島、ロテ(Rote)島、ティモール(Timor)島など。行政地域で見ると、フローレス島には西から、 西マンガライ県(Manggarai Barat・県都はラブハンバジョ=Labuhan Bajo)、マンガライ県(Manggarai・県都はルーテン=Ruteng)、東マンガライ県(Manggarai Timur・県都はボロン=Borong )、ンガダ県(Ngada・県都はバジャワ=Bajawa)、ナゲケオ県(Nagekeo・県都はムバイ=Mbay)、エンデ県(Ende・県都はエンデ=Ende)、シッカ県(Sikka・県都はマウメレ=Maumere)、そして東フローレス県(Flores Timur・県都はララントゥカ=Larantuka)の計8県がある。
フローレス島の東隣はロンブレン(レンバタ))島のレンバタ県(Lembata・県都はレウォレバ=Lewoleba)。その東に位置するパンタール島とアロール島を中核とするアロール県(県都はカラバヒ=Kalabahi)。スンバ島は現在は2県だが、やがて4県に。現在の西スンバ県(Sumba Barat・県都はワイカブバク=Waikabubak)は、2007年第3号並びに第16号法律によって、近い将来三つの県に分割されることが決まっている。それらは、西スンバ県(Sumba Barat)と中スンバ県(Sumba Tengah・県都はワイバクル=Waibakul)そして南西スンバ県(Sumba Barat Daya・県都はタンボラカ=Tambolaka)。そして東スンバ県(Sumba Timur・県都はワインガプ)。
そして、サヴ(Savu/Sawu)島やライジュア(Raijua)島も包括するクーパン県(Kupang。県都はクーパン)。しかしサヴ島とライジュア島は、将来クーパン県から分離してサヴ・ライジュア県(Sabu Raijua)として新県となる予定。ティモール島本島には3県。南中ティモール県(Timor Tengah Selatan・県都はソエ=Soe)、北中ティモール県(Timor Tengah Utara・県都はケファメナヌ=Kefamenanu)そしてベル県(Belu・県都はアタンブア=Atambua)。そしてロテ島とンダオ島から成るロッテンダオ(Rotendao県・県都はバア=Baa)。


画像




画像




画像




画像



ロンタール(Lontar・棕櫚椰子)の樹


画像



ザカリアスさんは、仲間とクーパン市内に工房を開き、ササンドゥ文化の継承者を目指している。


画像



ザカリアスさんのササンドゥ演奏をまとめたCD


画像



ロテ島にはロンタール(Lontar・棕櫚椰子)があちらこちらに繁茂している。ロテ島民の生活に欠くことのできない樹だ。老人が手にするのはロンタールの葉で作った容器。トゥアック(椰子汁)を採るために使う。ロテ島伝統舞踊衣装姿のエルニさん(2002年撮影)。


画像



サムおじさんは、ロテ島きってのササンドゥ製作・演奏家だったが、数年前に亡くなった。ロテ伝統楽器ササンドゥの将来を憂いていた。材料のロンタール、そして自作のササンドゥを手にするサムさん。


画像




画像




画像



スンバ島のイカット


画像



東フローレスのイカット


画像



アドナラ島のイカット


画像



フローレス島シッカのイカット


画像



サヴ島のイカット


画像



ライジュア島のイカット


画像



アロール島のイカット


画像



ブアヤ島のイカット


画像



ロテ(ンダオ)島のイカット


画像




画像



TTS県のイカット


画像



TTS県ボティ村のイカット


画像



TTU県ビボキのイカット


画像



南西マルク県キサール島のイカット(NTT州ではありませんが、同文化圏として“友情出演”)。


画像



西ティモールの仮面


画像




画像



西ティモールTTU県産出のアンモナイト化石


【インドネシア文化宮の場所】





【参考ブログ】


NTT州のイカットとササンドゥ音楽展がスタート(Pameran Ikat & Sasandu NTT)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200902/article_27.html

ロテ島ササンドゥ物語(5) Sasandu, Rote, NTT(5)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_10.html

ロテ島ササンドゥ物語(4) Sasandu, Rote, NTT(4)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_8.html

ロテ島ササンドゥ物語(3) Sasandu, Rote, NTT(3)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_7.html

ロテ島ササンドゥ物語(2) Sasandu, Rote, NTT(2)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_6.html

ロテ島ササンドゥ物語 (1)  Sasandu, Pulau Rote, Propinsi NTT
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200811/article_5.html

ロテ島の楽器ササンドゥの運命(2) Nasib Sasando di Pulau Rote(2)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200808/article_4.html

ロテ島の楽器ササンドゥの運命(Nasib Sasando di Pulau Rote) (1)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200808/article_3.html

ロテ島&サブ島伝統イカット展(Pameran Ikat Rotendao & Savu-NTT)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200801/article_1.html

インドネシア最南端のロテ島で伝統イカットが消滅(Tenun Ikat di Pulau Rote)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200709/article_2.html

インドネシア文化宮活動記録(日本語・Kegiatan GBI dalam Bahasa Jepang)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_2.html

インドネシア文化宮活動記録(インドネシア語・Kegiatan GBI dalam Bahasa Indonesia)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_4.html

インドネシア文化宮2008年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2008)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200901/article_1.html

インドネシア文化宮2007年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2007)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200712/article_2.html

インドネシア文化宮2006年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2006)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200612/article_8.html

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック