アチェ&早春賦(映画:二つの故国をつなぐ歌)

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ディーヴァちゃん



♪ 春は名のみの 風の寒さや
  谷の鶯 歌は思えど
  時にあらずと 声も立てず
  時にあらずと 声も立てず

♪ 氷解け去り 葦は角ぐむ
  さては時ぞと 思うあやにく
  今日もきのうも 雪の空
  今日もきのうも 雪の空

♪ 春と聞かねば 知らでありしを
  聞けば急かるる 胸の思を
  いかにせよとの この頃か
  いかにせよとの この頃か




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州都バンダアチェで早春賦除幕式(左からサクラさん、吉丸昌昭さんとディーヴァちゃん)


そうです、あの『早春賦』です。作詞は吉丸一昌(よしまる かずまさ)、作曲は中田章。1913年(大正2年)に新作唱歌として発表された歌です。もうすぐ一世紀の齢を迎える名歌です。そして2007年、この早春賦が、あの2004年12月26日のスマトラ島沖大地震&巨大津波で、約17万名もの死者・行方不明者を出したアチェで、一人の少女によって歌い継がれています。彼女の名前はディーヴァ(Diva)、11歳。祖母はサクラさん。名前は“桜”でもアチェ人です。サクラさんは、広島に原子爆弾が投下される前日の昭和20年8月7日、日本人の父(池尻昌言・いけじり まさのぶ・昭和47年7月逝去)とアチェ人女性エマさんとの間に長女としてバンダアチェで生まれた。池尻さんは、昭和12年頃招集されるまでは京都松竹の宣伝部に在籍。その後、北支、仏印と転戦しながら近衛師団の将校として、昭和17年3月にシンガポールからスマトラ島のアチェに上陸。同18年に現地除隊し、国策会社であった野村殖産東インド会社のアチェ支店を立ち上げたという。池尻昌言さんは、早春賦の生みの親である吉丸一昌さんの次男。つまり、サクラさんは吉丸一昌さんの孫に当たる。


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サクラさん


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バンダアチェで撮影中のスタッフ


そして、今、ディーヴァとサクラさんを軸に、一本の映画制作が進んでいる。プロデューサーは吉丸昌昭(よしまる まさあき)さん。サクラさんと同じく、早春賦の作詞者である吉丸一昌さんの孫で、サクラさんとはいとこの関係。東京の杉並区で映像制作会社「株式会社 ユニモト」の代表を務める吉丸昌昭さんは、かつて牛山純一氏率いる日本映像記録センターに所属し、「美しい世界旅行」や「知られざる世界」などドキュメンタリー番組のカメラマンとして世界各国を取材した経験を持つ。
吉丸昌昭さんがプロデュースするヒューマンドキュメンタリー映画『二つの故国をつなぐ歌・Diva早春賦をうたう』は、 平成18年度芸術文化振興基金の助成金を受け、昨年12月~本年1月にかけ、津波被災二周年を迎えた州都バンダアチェを中心にロケが行われた。完成は3月末を予定。4月から下記のような日程で、各地で上映会が計画されている。



(1) 吉丸一昌顕彰コンサートと映画上映会
 日時:4月8日(日曜日)13時開場、14時開演。
 場所:龍光禅寺 文京区本駒込1-5-22(東京メトロ南北線・本駒込、都営三田線白山下)
 料金:2000円
(2)
 日時:4月20日(金曜日)18時30分開場、19時上映、2回目、20時30分
 場所:なかのZERO 視聴覚ホール(JR中野駅から徒歩7分)
 料金:1000円
(3)
 日時:4月22日(日曜日)18時30分開場、19時上映、2回目、20時30分
 場所:なかのZERO 視聴覚ホール(JR中野駅から徒歩7分)
 料金:1000円

(4)安曇野特別試写会とミニコンサート
 日時:4月29日(日曜日/祝日)17時開場
 場所:あづみ野コンサートホール(長野県安曇野市穂高)
 料金:多分無料?

さらに、大分県臼杵市やアチェでの上映会も計画中。 また、2007年4-5月にインドネシア文化宮(GBI)で開催予定の『アチェ刺繍文化展』の会期中にも上映会が行われる予定です。



この映画に関する詳細は下記のブログを参照して下さい。

http://soushunfu.blog89.fc2.com/



【参考ブログ】


映像で見るアチェの今昔
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200701/article_2.html


スマトラ島沖大地震・巨大津波二周年報道写真展のお知らせ
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200612/article_7.html


《画像提供》 株式会社 ユニモト


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