世界で二番目に美しい海中公園アロール島

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インドネシア文化宮(GBI)は、過去五年間にわたって、NTT(東ヌサトゥンガラ)州アロール県政府と共催で、「島興し」プロジェクトである「アロール・エキスポ」を実施してきました。その基本にある考え方は:①SDM(人材)は地元から発掘、②外からの資本流入に期待するよりも、まずは地元にすでにある能力・技術を掘り起こし、それらを活性化させる、③地元に営々と伝わる伝統文化こそが、地元の発展の原動力になりうる④女性をその主人公に据える⑤県民一人一人が民族集団(Suku Bangsa)&文化アイデンティティを再認識し、文化を通じた未来像を追求する、などでした。わずか五年間の試みですが、今や『アロール・エキスポ』はNTTの他県が、その開発手法において、模範とする方向性を示せるまでになりました。
一方、GBIは、アロール県が潜在的に持つ、観光面での可能性に強い関心を抱き、自然との共生、そしてバリ島を手本とはしない、アロール独自のツーリズムの構築を提案してきました。そういった過程の中で、2004年8月の第三回アロール・エキスポを契機に、GBIはアロール県の“駐日民間大使”の役割を要請されました。プロモーション費用はゼロという条件の中で、これまでに、主に口コミで、とにかくアロール県を訪ねて、まずは自分の目で実際に同県を見てもらうことに、努力を傾注してきました。結果は、この五年間で、延べでおおよそ70名の日本人と1名の韓国人が、同県を訪れました。
話にならない数であることは十分承知していますが、それでも五年前のことを考えると、口コミだけでよくここまで来たな、との思いがあります。GBIでは、これからもアロール訪問の機会を活かして、アロール観光PR画像を紹介していきたいと思っています。読者の皆様も、同県を訪れるチャンスがありましたら、是非、あの透明度抜群の海をテーマに、素敵な写真を撮ってきてください。




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NTT(東ヌサトゥンガラ)州衛星画像。真ん中の大きな島がティモール島。その北側に、連なる小さな島々の一つがアロール島。西隣のパンタール島や、ブアヤ島、テルナテ島、プラ島などからアロール県を構成する。

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子犬が駆け出しているような、可愛い形のアロール島。左に、火口跡を残すプラ島、その北側にテルナテ島やブアヤ島が。



                          アロール写真館

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                 県都カラバヒのマリ空港上空から見たコバルトブルーの海

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        パンタール(Pantar)島からプラ(Pura)島を望む。ここはダイビング&シュノーケリングのメッカ。


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アロール島南西部の突端からプラ島を望む。毎週木曜日に“物々交換市”が開催され、山の幸と海の幸が交換される。



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アロール島から目と鼻の先のケパ(Kepa)島。欧米のダイバーがフランス人夫婦経営のコテージで長期休暇を楽しむ。手前の細い海峡では、毎日激しい潮流が起こり、大きな渦が見もの。


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ケパ島から北方を望む。左手にイカット(絣)産地として知られるテルナテ島が、その向こうに、ワニ(Buaya)の形をしたブアヤ島が。



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夕景のテルナテ島。イスラム教徒が多いウマプラ村では、見事なイカット(絣)が日々、織られている。

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テルナテ島はダイビング・スポットが豊富。シュノーケリングでも十分楽しめる。20-30メートルの透明度。

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             テルナテ島のイカット(絣織り)。これは象をモチーフにした逸品。

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県都カラバイ(手前下)の後背地から真珠湾(Teluk Mutiara)を望む。細くて静かな湾の向こうに、三角形のプラ島が見える。


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毎年、アロール・エキスポを見学するために、十数カ国のヨットマンたちが県都カラバヒに上陸する。


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        アロール本島のタクパラ村からマリ空港方向を望む。空港の東側には、平らなシカ島が。

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                夕景のパンタール島。同島には今でも活発な火山がある。



【アロール小事典】

面積(陸地): 2.864,64㎢ (領海):10.773,62㎢ 
海岸線   : 287、10㎞
島嶼数   : 15
位置:ヌサトゥンガラティモール州東部
北 フローレス海 
南 オンバイ海峡
東 selatan wetar、RDTL海峡
西 アロール海峡


人口統計
人口(2005年): 174.608人
男性: 85.571人
女性: 89.037人
世帯数: 39.528世帯
人口密度: 60人/㎢
経済成長率(1990年‐2000): 1,31%





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              県都カラバヒには、毎月二回、バリ発の「AWU」号がクーパン経由で入港する。

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2004年8月7日、第3回アロール・エキスポの閉会式で、インドネシア文化宮(GBI)代表は、同県の“民間大使”として同県政府から任命を受けた。これは、県知事署名のその任命書。アロール県の“広報課”として日本や韓国で、その魅力を紹介し続けています。現在は、同県の願望を受けて、日本で“姉妹県”パートナーを探しています。どの県か、関心あるところ、ないかな!?


【参考URL】

アロール島事典(日本語): http://alor.hp.infoseek.co.jp/

アロール県Website(英イ語): http://www.alor-island.com/

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