2008年2月23日〜3月8日、アチェ人画家マフディ・アブドゥラ(Mahdi Abdullah)さんの個展が、州都バンダアチェのウレカレン地区にあるギャラリーで開催されている。マフディさんが“津波”をテーマに描いた作品は、2月初旬まで、東京・六本木の新国立美術館で行われた「アジア創造美術展」で展示されたが、今回の個展は、“津波のアチェ”から“現在のアチェ”へとテーマを変えている。あの巨大津波被災からすでに三年の歳月が過ぎた。『あの自然災害による破壊と廃墟、そして避難民の辛苦の生活については、すでに幾つもの作品を発表してきた。しかし、今回は、敢えて被災者としての自己から自らを解き放とうと考えた。強いて言えば、今回の作品群は、そういった過去の呪縛がまだまだ主流を占めているアチェの現実、そして芸術作品への批判から生まれた』とマフディさん。 上の作品は「Ada dan Tiada(有無)」----ハムレットの「to be or not to be(このままでいいのか、それともいけないのか)」という名言にも通じる、アチェの時と生活の移ろいの現実を表現した作品。お祈り用のベールを被った女性が、サジャダ(お祈り用のゴザ)を抱えて、座している姿だ。体はバナナの葉。『子供の頃、よくバナナの葉や茎で遊んだものさ。そしてバナナの葉は、早い時の移ろいを表すものとしても使われている。アチェの芸術のアイデンティティは、バナナの葉に見つけても決しておかしくはない』と。![]() 2008年2月28日付けの地元の際有力紙「Serambi Indonesia」のSerambi Plus欄に掲載された、個展を伝える記事。![]() 「Serambi Indonesia」の姉妹紙であるタブロイド紙「KONTRAS」2008年2月28日〜3月5日号に掲載された個展に関する記事![]() 題は「Menunggu(待つ)」![]() 題は「Demi Masa(時代のために)」![]() 題は「Manusia Lumpur(Benang Merah)(泥人間・赤い糸)」![]() ![]() ![]() ![]() マフディさん(右)とキュレーターのメルワン・ユスフ(Merwan Yusuf)氏(個展オープン式典にて)![]() ギャラリー(Galeri Episentrum, Ulee Kareng)での展示光景【参考ブログ】 マフディさんのホームページ http://www.mahdiart.com/ アジア創造美術展始まる(Pameran Asia Creative Art Exhibition 2 http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200801/article_2.html アチェとパプア絵画を国立新美術館で展示(Asia Creation Art Exhibition) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200712/article_1.html アチェ津波絵画&風刺漫画を義援金に(マフディ・アブドゥラ氏の作品) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200711/article_5.html アチェ津波被災三周年企画展のお知らせ(Pameran Aceh 3 thn Tsunami) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200711/article_4.html アチェの津波ポールとアンボンの津波防災啓蒙看板(Tugu Tsunami Aceh) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200711/article_3.html バンダアチェの樹木の運命(2) Nasib pohon2 Banda Aceh(2) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200711/article_2.html バンダアチェの樹木の運命(1) Nasib pohon2 Banda Aceh(1) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200711/article_1.html アチェ教育映画上映会のお知らせ(Pemutaran Film2 Aceh) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200710/article_1.html アチェに死す(3) Kuburan Warga Jepang di Aceh(3) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200709/article_5.html アチェに死す(2)Kuburan Warga Jepang di Aceh(2) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200709/article_4.html アチェに死す(1) Kuburan Warga Jepang di Aceh(1) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200709/article_3.html アチェで日本のドキュメンタリー&アニメ映画を上映(Pemutaran Film di Aceh) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200709/article_1.html ドキュメンタリー映画『二つの故国をつなぐ歌』がアチェで上映(Film Jepang ke Aceh) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200708/article_10.html アチェのドキュメンタリー映画上映会のお知らせ http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200705/article_4.html 映画『二つの故国をつなぐ歌』ジャカルタ上映&報告 http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200704/article_6.html 映画『二つの故国をつなぐ歌』上映会のお知らせ http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200704/article_2.html 早春賦をテーマにした映画が完成しました! http://soushunfu.blog89.fc2.com/ アチェ伝統刺繍文化展のお知らせ(Pameran Budaya Sulaman Aceh) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200704/article_1.html 映像で見るアチェの今昔 http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200701/article_2.html スマトラ島沖大地震・巨大津波二周年報道写真展のお知らせ http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200612/article_7.html アチェ&早春賦(映画:二つの故国をつなぐ歌) http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200702/article_2.html インドネシア文化宮(GBI)活動記録 http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_2.html インドネシア文化宮活動記録(インドネシア語)Kegiatan GBI http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_4.html 2007年8月30日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された映画上映会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=13&beritaid=33867 2007年4月15日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された展示会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=20&beritaid=27584 2006年12月26日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された展示会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=2&topik=39&beritaid=23554 2006年3月1日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたジャパン・アチェ・ネット(JAN)と同紙による津波記録本出版に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=26&beritaid=15801 2005年12月26日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された展示会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=2&topik=39&beritaid=14753 2005年10月20日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたアチェ詩集本「慟哭の歌」出版に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=3&topik=46&beritaid=13505 2005年8月23日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたジャパン・アチェ・ネット(JAN)と同紙との協力関係に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=46&beritaid=12183 2005年8月20日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたジャパン・アチェ・ネット(JAN)と同紙による津波記録本出版に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=3&topik=20&beritaid=12116 |
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アチェのサクラさんが来日・上映会&懇親会(Sakura Aceh ke Negeri Sakura)
サクラさん(左)とディーヴァちゃん ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/04/12 12:01 |
アチェのサクラさん&ディーバちゃんの日本滞在記録(1)
快晴の北アルプス。初夏を思わせる陽射し。ワサビ田の清らかな湧水。穂高川の真上を悠然と飛ぶ春の野鳥。安曇野に春が来た。穂高川右岸の堤の上に立つ「早春賦歌碑」。2008年4月29日。第25回早春賦祭りに参加するため、サクラさん、そして孫娘のディーヴァちゃんがアチェから安曇野にやってきた。「早春賦」の作詞は吉丸一昌(1873-1916)。そしてサクラさんは一昌の孫。終戦の8日前に、今日の州都バンダアチェ(旧クタラジャ)で生まれた。父は一昌の次男である池尻昌言(いけじりまさのぶ)。そし... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/05/02 19:49 |
アチェのサクラさん&ディーヴァちゃんの日本滞在記(2)Kenangan Sakura(2)
{%春webry%}「私は、この体に日本人の血が流れていることをとても誇りに思っています。私の願いは、この絆が孫の子供の世代、そしてそれ以降も、ずっとずっと続いていくことです。私と姉の間柄も、確かに戦争の犠牲と言うこともできるでしょう。でも、あの悲惨な戦争の恨みを乗り越え、血の繋がりが今こうして人間味溢れる姉妹関係を結わいだのです。日本とアチェが、日本とインドネシアが親愛の関係がさらに大きくなっていくことを願っています」----戦前を8日間、戦後を62年間生きてきたサクラさんは... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/05/04 17:01 |
アチェ西海岸ムラボの村人が首都公演(Pertunjukan SHE LAGEE di JKT)
{%拍手webry%}30年以上にも渡ってアチェの人々に暗い影を落とした紛争は、2005年8月の和平協定締結によって幕を下ろした。その重要な引き金となったのは、あの2004年12月26日に起きた、スマトラ島沖大地震そして巨大津波。紛争時代の一時期、アチェでは、たとえ隣村同士であっても、自由な往来、そして自由な集会ができないことがありました。いわんや、州都のバンダアチェを含めて、演劇公演や映画上映会なども厳しい規制を受けて、アーティストたちは“冬の時代”に直面せざるを得ません... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/06/03 18:53 |
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