インドネシア文化宮(GBI)は、新年の1月23日(水)〜2月4日(月)に、東京・六本木の国立新美術館(The National Art Center)で、公募展の一つとして開催される『アジア創造美術展』(亜細亜太平洋水墨画会主催・国際アジア共同体学会共同企画)に、インドネシアのアチェとパプア両州のアートを出展します。インドネシア共和国の東西両端に位置するアチェとパプア。赤道直下、インド洋と太平洋に連なるヌランタラ(インドネシア)の、首都ジャカルタから最も離れた両州に息づく芸術作品を紹介する今回の展示を通じて、“多様性”に満ち溢れた同国の、まさに“ニ端”の世界に触れてみたいと思います。 展示作品は、パプアからは州都ジャヤプラ近郊で育まれてきた、伝統樹皮絵画“コンボウ”を18点、アチェからは、画家のマフディ・アブドゥラ氏が描いた“津波絵画”を3点、そして同州独自の伝統刺繍布を3点の予定です。 【名称】アジア創造美術展(Asia Creation Art Exhibition 2008) 【期日】2008年1月23日(水)〜2月4日(月)10:00〜18:00(但し毎週火曜日は休館日) 【場所】国立新美術館(東京都港区六本木7-22-2) アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅6出口、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口から徒歩5 分、都営地下鉄大江戸線六本木駅7出口から徒歩4分 【展示内容】日本・中国・台湾・マカオ・オーストラリア・インドネシアなどの水墨画、墨彩、アクリル画、文人画、中国画、韓国画、書、インスタレーションなど。 【入場料】一般・大学生 500円(高校生以下、65才以上、障害者手帳をお持ちの方と付き添い者1名は無料) 上の作品は:州都ジャヤプラ近郊のセンタニ湖畔に暮らす、樹皮絵画作家イスマイル・ネレ氏の作品『祖霊と小動物』(144cm X 110cm)。生まれつき言葉の障害を背負ったイスマイル氏は、コンボウ(樹皮絵画)を通じて民族の伝統文化を表現し続けている。 マフデ・アブドゥラ氏の作品:題は「261204」(アクリル画・70 X 80cm、2005年4月作)2004年12月26日に起きた大地震と巨大津波をテーマに、自らも両親・妹、弟を失った同氏が被災後初めて描いた作品。 州都ジャヤプラ近郊のセンタニ湖畔に暮らす、樹皮絵画作家アグスティヌス・オンゲ氏の作品『神の森』(120 X 100cm)。2003年作。オンゲ氏は、1998&1999年にイリアンジャヤのアーティスト代表として、オーストラリアのダーウィンで開催された芸術祭に参加、また、2000年10月にインドネシアの首都ジャカルタでインドネシア文化宮(GBI)が主催した『パプア文化芸術展』にも参加。 マフディ・アブドゥラ氏の作品:題は「終焉。そして生還」(アクリル画・50 X 65cm、2005年4月作)『261204』に次いで、被災後、二番目に描いた作品。前触れもなしに突如、巨大な津波が押し寄せてきた時、人々は枯葉のように濁流に飲み込まれた。パニックという言葉のなんと陳腐なことか。その光景は、この世の終焉そのものだった。自然の脅威を背に、逃げ惑い、そして生き延びた母と子。母は子を強く抱きしめた。 州都ジャヤプラ近郊のセンタニ湖畔に暮らす、樹皮絵画作家イスマイル・ネレ氏の作品『祖霊と繁栄』(100cxm X 56cm)。 中央アチェ県ガヨ民族の『幸福の布(ウレン・ウレン)』。ナングロ・アチェ・ダルサレム州の山岳部に位置する中央アチェ県(Aceh Tengah)の県都タケンゴンで作られた巨大な刺繍布。結婚式などの祝いの場所に飾られます。中央の太陽、そして四方八方へと広がる浮雲。幸福のシンボル。サイズは横幅が約207cm、縦が約110cm。 州都ジャヤプラ近郊のセンタニ湖畔に暮らす、樹皮絵画作家イスマイル・ネレ氏の作品『蝙蝠』(101cm X 61cm)。【参考ブログ】 インドネシア文化宮(GBI)活動記録 http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_2.html インドネシア文化宮活動記録(インドネシア語)Kegiatan GBI http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200610/article_4.html 国立新美術館 http://www.nact.jp/ 2007年8月30日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された映画上映会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=13&beritaid=33867 2007年4月15日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された展示会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=20&beritaid=27584 2006年12月26日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された展示会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=2&topik=39&beritaid=23554 2006年3月1日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたジャパン・アチェ・ネット(JAN)と同紙による津波記録本出版に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=26&beritaid=15801 2005年12月26日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載された展示会に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=2&topik=39&beritaid=14753 2005年10月20日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたアチェ詩集本「慟哭の歌」出版に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=3&topik=46&beritaid=13505 2005年8月23日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたジャパン・アチェ・ネット(JAN)と同紙との協力関係に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=1&topik=46&beritaid=12183 2005年8月20日付け「Serambi Indonesia」紙に掲載されたジャパン・アチェ・ネット(JAN)と同紙による津波記録本出版に関する記事 http://www.serambinews.com/old/index.php?aksi=bacaberita&rubrik=3&topik=20&beritaid=12116 |
| << 前記事(2007/11/29) | トップへ | 後記事(2007/12/30)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|---|
【インドネシア語】についてのお得なブログリンク集
インドネシア語 に関する最新のブログ検索の結果をまとめて、口コミや評判、ショッピング情報を集めてみると… ...続きを見る |
旬なキーワードでお得なブログのリンク集 2007/12/28 23:29 |
アジア創造美術展始まる(Pameran Asia Creative Art Exhibition 2
2008年1月23日(水)〜2月4日(月)、東京の六本木にある国立新美術館で『アジア創造美術展(Asia Creative Art Exhibition 2008』が始まる。インドネシア文化宮(GBI)は、インドネシアの最西端・アチェと最東端・パプアからアクリル画と伝統刺繍、そして樹皮絵画を出展する。1月22日は、その設置。以下、現場から画像リポート。 ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/01/23 01:44 |
アチェの画家マフディさんの個展(Pameran Mahdi Abdullah di NAD)
2008年2月23日〜3月8日、アチェ人画家マフディ・アブドゥラ(Mahdi Abdullah)さんの個展が、州都バンダアチェのウレカレン地区にあるギャラリーで開催されている。マフディさんが“津波”をテーマに描いた作品は、2月初旬まで、東京・六本木の新国立美術館で行われた「アジア創造美術展」で展示されたが、今回の個展は、“津波のアチェ”から“現在のアチェ”へとテーマを変えている。あの巨大津波被災からすでに三年の歳月が過ぎた。『あの自然災害による破壊と廃墟、そして避難民の辛苦の生... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/02/28 17:48 |
アチェのサクラさんが来日・上映会&懇親会(Sakura Aceh ke Negeri Sakura)
サクラさん(左)とディーヴァちゃん ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/04/12 12:01 |
アチェのサクラさん&ディーバちゃんの日本滞在記録(1)
快晴の北アルプス。初夏を思わせる陽射し。ワサビ田の清らかな湧水。穂高川の真上を悠然と飛ぶ春の野鳥。安曇野に春が来た。穂高川右岸の堤の上に立つ「早春賦歌碑」。2008年4月29日。第25回早春賦祭りに参加するため、サクラさん、そして孫娘のディーヴァちゃんがアチェから安曇野にやってきた。「早春賦」の作詞は吉丸一昌(1873-1916)。そしてサクラさんは一昌の孫。終戦の8日前に、今日の州都バンダアチェ(旧クタラジャ)で生まれた。父は一昌の次男である池尻昌言(いけじりまさのぶ)。そし... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/05/02 19:49 |
アチェのサクラさん&ディーヴァちゃんの日本滞在記(2)Kenangan Sakura(2)
{%春webry%}「私は、この体に日本人の血が流れていることをとても誇りに思っています。私の願いは、この絆が孫の子供の世代、そしてそれ以降も、ずっとずっと続いていくことです。私と姉の間柄も、確かに戦争の犠牲と言うこともできるでしょう。でも、あの悲惨な戦争の恨みを乗り越え、血の繋がりが今こうして人間味溢れる姉妹関係を結わいだのです。日本とアチェが、日本とインドネシアが親愛の関係がさらに大きくなっていくことを願っています」----戦前を8日間、戦後を62年間生きてきたサクラさんは... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/05/04 17:01 |
アチェ西海岸ムラボの村人が首都公演(Pertunjukan SHE LAGEE di JKT)
{%拍手webry%}30年以上にも渡ってアチェの人々に暗い影を落とした紛争は、2005年8月の和平協定締結によって幕を下ろした。その重要な引き金となったのは、あの2004年12月26日に起きた、スマトラ島沖大地震そして巨大津波。紛争時代の一時期、アチェでは、たとえ隣村同士であっても、自由な往来、そして自由な集会ができないことがありました。いわんや、州都のバンダアチェを含めて、演劇公演や映画上映会なども厳しい規制を受けて、アーティストたちは“冬の時代”に直面せざるを得ません... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2008/06/03 18:53 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2007/11/29) | トップへ | 後記事(2007/12/30)>> |