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バンカブリトゥン諸島州(略称Babel州)の州都パンカルピナン(Pangkalpinang)があるバンカ(Bangka)島は、スマトラ本島とバンカ海峡で隔てている。この島の北端付近、バンカ県の県都スンガイリアット(Sungailiat)から、車を半時間ほど飛ばしたところにベリニュ(Belinyu)地区がある。“インドネシア語を話せない華人が暮らす地区”との解説が同州の観光パンフにある。早速“探検”に出かけてみた。 100年以上前に立てられたと言うチャンさんの家 およそ60戸から成るルムット(Lumut)村字ゲドン(Gedong)。同村で最も古い家屋の住人は、チャン・シオン・ヒアン(Chang Siong hian)一家。チャン(鄭)さんは、1948年12月4日生まれ(太陰暦)。13人兄弟姉妹の四男だ。「この家は曾祖父(一番上の画像)が建てたと聞いている。優に100年以上前の話さ。その昔は、この辺りは高潮や洪水で氾濫を繰り返したようで、そのため、二階建てになっている。一階が水に沈むような時には、二階へ逃げたんだな」と、奥さんのチョン・ジウ・ホー(Cong Jiu ho・張友好)さんとの間に11人の子どもを授かったチャン氏。 家の中央には“祭壇”が チャンさんの祖父と祖母は、チャン・リエン・ホン(Chang Lien hon)とトン・ファ・キアオ(Thong Fa kiao)。 チャンさんの両親は、父がチャン・ピアン・バ(Chang Piang Bak)、母がリオン・シウ・フォ(Liong Siu fo)で、13人の子だくさん。 現在のチャンさん一家。男4人、女7人の子どもに恵まれた。 「祖父がこの村で生まれたことまでは分かっているけれども、曾祖父や曾祖母もそうだったのかどうかは全く分からない。曾祖父が中国からやてきたのか、それともここで生まれたのかも分からない。その中国もどこにルーツがあるのか皆目見当がつかない」と話すチャン氏。簡素な道具で錫を採掘したり、付近のマングローブ林で採る魚やエビから、クルプック(インドネシアの海老せんべい)を作ることを生業としている。 「北京語は勉強したから少しは分かるけれども、少なくとも福建語や広東語と、今ここの村人が話す言葉とは異なる。わしらはケー(Khek)語と呼んでいる。おそらく客家が我々の祖先の出身地だと想像するけれども、確かめる方法はない。なんでも西カリマンタン州の方に暮らしている華人も、似たような言葉を話すそうだから、きっと中国大陸の出身地は同じかもしれないね」とチャンさん。 東南アジアばかりか南太平洋の島々まで展開する華人社会。しかし、そのルーツはマチマチだ。いわんや、バンカ島の華人社会のように、本国との関係が完全に断ち切れ、祖父や曾祖父以前の先祖のルーツに関しての情報を持たない人々も少なくない。インドネシアで言えば、西カリマンタン州のカプアス川の中上流部で、農民として何代も暮らし、地元の先住民であるダヤク民族と混血した例も枚挙にいとまがない。彼らも、多くがそのルーツを知らない。また、リアウ州のマラッカ海峡上に浮かぶ島々に暮らす、漁業を生業とする華人社会も同様だ。インドネシア社会では、ノンプリブミ(非純インドネシア人)と言えば、華人を指すことが多く、またノンプリブミは“豊かな人種”の形容詞にもなっている。しかし、首都を離れると、外の世界から孤立したかのような漁村や農村で、ノンプリながらも地元の先住民と共存している華人社会に接する機会が多い。彼らは自らのルーツを知りたくはないのだろうか?「ここバンカ島がルーツさ。曾祖父が建てたこの家が私たちのルーツさ。それ以上何を知る必要があるのか?」とチャンさん。チャンさんの子供の多くは、首都ジャカルタに暮らす。「街で成功して、楽にしてもらいたいよ、子供たちに」と、大きく笑ってチャンさんが奥さんのホーさんに同意を求める視線を送った。 チャンさんが採取した錫。1kgでRp38,000#ぐらいの相場 バンカ島は至る所に錫の採掘跡が残り、自然破壊との声が高まっている。 錫の採掘跡の湖で、ポンプで湖底の泥をすくい、残っている錫を探す個人事業者。 【参考ブログ】 インドネシアのコマ(独楽)文化(No.9)Gasing Indonesia http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200704/article_7.html バンカブリトゥン州のチュアル(Cual)布の復活に賭ける http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200704/article_8.html バンカブリトゥン諸島州政府公式Website http://bangkabelitungprov.go.id/ |
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2007年8月限定インドネシア同行スタッフ募集
インドネシア文化宮(GBI)は去る5月15日、満9歳を迎えました。“自転車操業”ですが、インドネシア全土の文化紹介を至上命題に、これまでに最西端のアチェから最東端のパプアまで、まさにヌサンタラ(インドネシアの別称)各地の伝統文化の一端を展示会方式で紹介してきました。 今夏、GBIは新たなエリアの“地域興し”&“島興し”プロジェクトに着手します。これに伴い、2007年の夏を限定とした「インドネシア同行スタッフ」の募集を行います。詳細は下記の通りです。 上の画像は:2006年8月の... ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2007/06/19 17:42 |
インドネシア文化宮2007年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2007)
2007年1月、「アチェ伝統刺繍展」準備のため、アチェ州内陸部を、州都バンダアチェから南東アチェ県のクタチャネまで縦断。各県で、伝統刺繍を種集。(上の画像は、アチェの“象の学校”の象さんたち)” ...続きを見る |
インドネシア文化宮 2007/12/30 23:05 |
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