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help リーダーに追加 RSS 映画『二つの故国をつなぐ歌』上映会のお知らせ

<<   作成日時 : 2007/04/09 18:58   >>

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♪ 春は名のみの 風の寒さや
  谷の鶯 歌は思えど
  時にあらずと 声も立てず
  時にあらずと 声も立てず

♪ 氷解け去り 葦は角ぐむ
  さては時ぞと 思うあやにく
  今日もきのうも 雪の空
  今日もきのうも 雪の空

♪ 春と聞かねば 知らでありしを
  聞けば急かるる 胸の思を
  いかにせよとの この頃か
  いかにせよとの この頃か


(早春賦:作詞→吉丸一昌、作曲→中田章。1913年発表)

当ブログで既報[2007/02/17]の映画『二つの故国をつなぐ歌』がついに完成した。スマトラ島沖大地震&巨大津波で未曾有の大被害を受けたアチェ州。終戦8日前に旧日本兵(早春賦の作詞家の次男)とアチェ人の母親との間に生を受けたサクラさん。そしてその孫のディーヴァちゃん。祖母から習い、ディーヴァちゃんが歌い継ぐ“早春賦”が、被災から二年目を迎えた州都バンダアチェに静かに響く。
制作プロデューサーの吉丸昌昭さんは、吉丸一昌の孫で、サクラさんとはいとこ関係。復興の槌音の中、“春”を待つアチェの人々。映画は、時空を超えて、日本とアチェとを繋ぐ早春賦
の世界を紡ぎだす。


【日時】2007年4月14日(土)一回目の上映:13:00〜13:45 二回目の上映:15:00〜15:45
【場所】インドネシア文化宮(GBI)JR高田馬場駅より徒歩約6分
【参加費】カンパ上映会ですので、いくらでも結構です。尚、DVD上映となります。
【申し込み】希望上映時間を明記してメールにて(okawa@mxg.mesh.ne.jp)
【備考】当日から二ヶ月間の予定で『アチェ伝統刺繍文化展』もスタートしますので、併せてお楽しみ下さい。美味しいアチェのガヨ・コーヒーを飲みながら、涙を流してください!


2007年4月12日(木)付けの「読売新聞」朝刊(地域版都内23区)に同映画に関して以下のような記事が掲載されています。
日本の祖父がつくった早春賦 歌うインドネシア女性
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news002.htm


日本の祖父がつくった早春賦 歌うインドネシア女性
いとこがドキュメンタリー制作


春の訪れを待ちわびる思いをうたった叙情歌「早春賦」を口ずさむ女性が、インドネシア・スマトラ島バンダアチェにいる。女性の名はサクラ・ナルカヤさん(61)。父親は曲の作詞者・吉丸一昌の二男で、先の大戦中に現地で日本の国策会社に勤めていた。サクラさんと、一緒に歌う孫娘を追ったドキュメンタリー映画「二つの故国をつなぐ歌〜Diva 早春賦をうたう」を、映像制作会社社長でサクラさんのいとこに当たる吉丸昌昭さん(67)が制作した。

サクラさんが生まれたのは、終戦直前の1945年8月7日。父親は当時、日本の国策会社の現地支店長で、終戦後間もなく、「必ず迎えに来る」と書いた紙を残して日本へ引き揚げた。だが、その後、音信は途絶えてしまったという。

74年、戦争中にバンダアチェに駐留していた男性が日本から訪れた。ニュースを聞きつけたサクラさんは、その男性を訪ねて父を捜してほしいと依頼。日本の新聞でも紹介されて父親の身元が分かったが、既に亡くなっていた。

サクラさんは10年後に初来日を果たし、父親の家族と対面した。吉丸さんの父親は吉丸一昌の長男。インドネシアからやって来た「いとこ」と初めて会った吉丸さんは、「不思議な気持ちだった」と振り返る。

サクラさんは「7歳のころから、なぜ父がいないのか考えていた」と語った。バンダアチェで日本人に出会うたびに父のことを尋ねていたといい、サクラさんの母は再婚し、新しい父親となった人も自分を大事にしてくれたとも話した。吉丸さんは「彼女は戦争の落とし子。大切にしてあげたいと思った」。お土産として「早春賦」のテープを渡し、自分たちの祖父に当たる人物が作詞したのだと説明した。

サクラさんと家族が住むバンダアチェは、2004年暮れのインドネシア・スマトラ島沖地震の際に津波に襲われた。身を案じた吉丸さんは、数か月後に現地に入った。ほぼ20年ぶりに再会したサクラさんは「早春賦」を口ずさむようになっており、孫娘のディーバさん(11)にも教えていた。津波でディーバさんの妹を亡くし、失意の中で自分を励まそうと歌うことが増えたのだという。

常に温かいバンダアチェに暮らすサクラさんに、春の訪れを待ちわびる歌の意味を伝えるのは難しいと思っていたが、彼女は、日本の祖父がつくった歌を心の支えにしていた。「早春賦は人生の応援歌。彼女はこの歌詞のように生きてきた」と吉丸さんは思う。捜し続けた父の身元が分かった時には既に父はこの世に亡く、その後も津波で被災するなど決して平たんな人生ではなかったが、「寒い季節を耐えた後に、木々は芽吹いていくのです」。

テレビカメラマンだった吉丸さんは、インドネシアを訪れた時などに撮りためてきた映像をまとめ、今回の作品を制作した。サクラさんがディーバさんに自らの半生を語っていく様子に、「早春賦」の歌詞が絡められている。

上映会は、20、22の両日、中野区のなかのZERO(中野2)でいずれも午後6時半、8時の2回上映。入場料1000円。問い合わせは、ユニモト((電)03・3314・7021)。

(2007年4月12日 読売新聞)


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大アチェ県のロンガ海岸からインド洋を望む。穏やかな波に津波の面影はない(撮影:2007.1)


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州都バンダアチェのランブン地区に残る巨大津波の爪痕。周辺では復興住宅の建設が進む(2007.1)

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州都バンダアチェの津波上陸地点ウレレ海岸。砂と戯れる子どもたち。潮騒は余りにも穏やかで、TSUNAMIの史実を忘れそうだ(2007.1)


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ウレレ海岸に立つ一本の木麻黄。津波の上陸地点にも関わらず、この大木はその試練に耐えた(2007.1)


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オーストラリアの支援で再建が進むウレレ港(2007.1)


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漁港にも活気が戻ってきた(2007.1)


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緑が眩しい水田地帯(2007.1)





【映画上映会の光景】

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プロデューサーの吉丸昌昭氏が駆けつけてくれ、上映後、映画の背景説明などを真摯に解説してくれた。

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【参考ブログ】

早春賦をテーマにした映画が完成しました!
http://soushunfu.blog89.fc2.com/

アチェ伝統刺繍文化展のお知らせ(Pameran Budaya Sulaman Aceh)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200704/article_1.html

映像で見るアチェの今昔
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200701/article_2.html

スマトラ島沖大地震・巨大津波二周年報道写真展のお知らせ
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200612/article_7.html

アチェ&早春賦(映画:二つの故国をつなぐ歌)
http://grahabudayaindonesia.at.webry.info/200702/article_2.html


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インドネシア文化宮
2007/06/04 18:09
ドキュメンタリー映画『二つの故国をつなぐ歌』がアチェで上映(Film Jepang ke Aceh)
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インドネシア文化宮
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アチェで日本のドキュメンタリー&アニメ映画を上映(Pemutaran Film di Aceh)
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州都バンダアチェの中心部、かつてアチェ王国の宮殿があったとされる地区からさほど離れていない場所に、大きな墓苑がある。地元で「Kerkhof Peutjoet」と呼ばれている。Kerkhofはオランダ語で墓地を意味する。アチェ語に転訛した呼称では、Kerkoffとなる。一方 Peutjoet(もしくはPeucut)は、アチェ語で若い皇太子を意味する。1873年〜1942年のおよそ70年間に、アチェで亡くなったオランダ人を埋葬してある。その数、約2,200名。主にKNIL(オランダ王国... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/09/15 13:42
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州都バンダアチェから高速艇でおよそ45分。ウェ(Weh)島の南岸にあるバロハン港に着く。この島の中心地はサバン(Sabang)。インドネシアの東西に展開する版図を表現する“サバン(Sabang)からメラウケ(Merauke)”のサバン市の所在地だ。インドネシアで唯一の“自由貿易港”でもある。ウェ島の北西には、(おそらく)インドネシア最北端に位置するロンド(Rondo)島が浮かぶ(北緯約6.5度)。ここには、海兵隊や水上警察部隊が駐屯して、国境警備にあたっている。ウェ島の最西端(バウ... ...続きを見る
インドネシア文化宮
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アチェに死す(3) Kuburan Warga Jepang di Aceh(3)
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インドネシア文化宮
2007/09/16 16:42
アチェ教育映画上映会のお知らせ(Pemutaran Film2 Aceh)
題名:AINUN(アイヌン) 製作年:2003 内容:女の子に教育は不要と考える父親。一方、母親は娘に教育を受けさせたいと思っているが、夫の猛反対には逆らえない。ある日、少女のアイヌンはいつものように母親が手作りしたお菓子の行商に出た。小学校を覗くと、女性教師が生徒に質問中。誰も答えられない中、アイヌンは教室外から見事、正解を答えた。教師はアイヌンが学校へ通えるように、母親を説得。しかし、石頭の父親は怒って、娘を連れ戻すために学校に乗り込んだ。 ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/10/24 18:17
バンダアチェの樹木の運命(1) Nasib pohon2 Banda Aceh(1)
アチェ州だけでも17万もの人命を奪ったインド洋超巨大津波。場所によっては30メートルもの高さの津波が海岸から内陸3-4kmまでのエリアを一掃してしまった。2005年3月、被災三ヵ月後に訪れた州都バンダアチェとその周辺で見た光景は、アチェ人の友人がつぶやいた「神は我々にまたもや大きな試練を与えた」との一言を遥かに超えた、この世の終焉を思わせるような凄惨極まる状況だった。 北のウレレ海岸から市中央に聳え立つバイトゥラフマン大モスクまでの一掃された平らな市街跡は、まさに“死の世界”だっ... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/11/11 17:22
バンダアチェの樹木の運命(2) Nasib pohon2 Banda Aceh(2)
津波上陸地点にあたる、バンダアチェ市北西のウレレ海岸に一本だけ残った木麻黄(インドネシア語名:Cemarah Laut/学名:Casuarina stricta(syn. Allocasuarina verticillata)。この木より数キロ内陸にある“東洋一美しい”と言われるバイトゥラフマン大モスクまで、遮るものはない。超巨大津波が、総てを一掃、インド洋に連れ去ってしまった(上の画像:被災三ヶ月後の2005年3月撮影)。2007年9月初旬時点で、この木はまだ切られずに残っている... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/11/13 00:24
アチェの津波ポールとアンボンの津波防災啓蒙看板(Tugu Tsunami Aceh) 
あの超巨大津波を生き抜いた大樹が次から次へと切り倒される中、州都バンダアチェのあちらこちらににょきにょきと建立されたコンクリート製の“津波ポール”----津波がこの高さまで来ました、と告げるいわゆるメモリアルポール。2006年12月26日、津波被災二周年を機に、駐ジャカルタ日本公使によって公認された。 未だテント暮らしの被災民が多数いて、基本的な生活に困る市民が溢れていた時期に、こういった一千万円もの費用を投じた“メモリアル”事業が必要だったかどうかについては不問に付すが、筆... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/11/21 23:04
アチェ津波被災三周年企画展のお知らせ(Pameran Aceh 3 thn Tsunami)
イルワンディ州知事世界へ! 去る2月の就任以来、イルワンディ・ユスフ(Irwandi Yusuf)アチェ州知事は、海外視察が多い。9月末にはアメリカを訪れ、バイオディーゼル工場を見学。アチェの輸出産物を紹介する一方でアチェへの投資を呼びかけている(上の風刺漫画)。 ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/11/24 17:28
アチェ津波絵画&風刺漫画を義援金に(マフディ・アブドゥラ氏の作品)
インドネシア文化宮(GBI)では、2007年12月17日〜29日、『アチェ津波被災三周年企画展』を実施しますが、これに関連して、バンダアチェ在住の画家マフディ・アブドゥラ氏より、絵画作品をオークションにかけ、その売上代金を、JAN(Japan Aceh Net)を通じて、まだまだ援助の手が差し伸べられない分野の義援金として活用することを希望している旨連絡が入りました。また、最新作の風刺漫画も12枚セットでの販売を希望しています。 GBIは、同氏の志に基づいて、作品を以下の条件で販... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/11/29 18:44
インドネシア文化宮2007年活動記録(Kegiatan GBI pada tahun 2007)
2007年1月、「アチェ伝統刺繍展」準備のため、アチェ州内陸部を、州都バンダアチェから南東アチェ県のクタチャネまで縦断。各県で、伝統刺繍を種集。(上の画像は、アチェの“象の学校”の象さんたち)” ...続きを見る
インドネシア文化宮
2007/12/30 23:03
アチェの画家マフディさんの個展(Pameran Mahdi Abdullah di NAD)
2008年2月23日〜3月8日、アチェ人画家マフディ・アブドゥラ(Mahdi Abdullah)さんの個展が、州都バンダアチェのウレカレン地区にあるギャラリーで開催されている。マフディさんが“津波”をテーマに描いた作品は、2月初旬まで、東京・六本木の新国立美術館で行われた「アジア創造美術展」で展示されたが、今回の個展は、“津波のアチェ”から“現在のアチェ”へとテーマを変えている。あの巨大津波被災からすでに三年の歳月が過ぎた。『あの自然災害による破壊と廃墟、そして避難民の辛苦の生... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2008/02/28 17:49
アチェのサクラさんが来日・上映会&懇親会(Sakura Aceh ke Negeri Sakura)
サクラさん(左)とディーヴァちゃん ...続きを見る
インドネシア文化宮
2008/04/12 12:01
アチェのサクラさん&ディーバちゃんの日本滞在記録(1)
快晴の北アルプス。初夏を思わせる陽射し。ワサビ田の清らかな湧水。穂高川の真上を悠然と飛ぶ春の野鳥。安曇野に春が来た。穂高川右岸の堤の上に立つ「早春賦歌碑」。2008年4月29日。第25回早春賦祭りに参加するため、サクラさん、そして孫娘のディーヴァちゃんがアチェから安曇野にやってきた。「早春賦」の作詞は吉丸一昌(1873-1916)。そしてサクラさんは一昌の孫。終戦の8日前に、今日の州都バンダアチェ(旧クタラジャ)で生まれた。父は一昌の次男である池尻昌言(いけじりまさのぶ)。そし... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2008/05/02 19:50
アチェのサクラさん&ディーヴァちゃんの日本滞在記(2)Kenangan Sakura(2)
{%春webry%}「私は、この体に日本人の血が流れていることをとても誇りに思っています。私の願いは、この絆が孫の子供の世代、そしてそれ以降も、ずっとずっと続いていくことです。私と姉の間柄も、確かに戦争の犠牲と言うこともできるでしょう。でも、あの悲惨な戦争の恨みを乗り越え、血の繋がりが今こうして人間味溢れる姉妹関係を結わいだのです。日本とアチェが、日本とインドネシアが親愛の関係がさらに大きくなっていくことを願っています」----戦前を8日間、戦後を62年間生きてきたサクラさんは... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2008/05/04 17:02
アチェ西海岸ムラボの村人が首都公演(Pertunjukan SHE LAGEE di JKT)
{%拍手webry%}30年以上にも渡ってアチェの人々に暗い影を落とした紛争は、2005年8月の和平協定締結によって幕を下ろした。その重要な引き金となったのは、あの2004年12月26日に起きた、スマトラ島沖大地震そして巨大津波。紛争時代の一時期、アチェでは、たとえ隣村同士であっても、自由な往来、そして自由な集会ができないことがありました。いわんや、州都のバンダアチェを含めて、演劇公演や映画上映会なども厳しい規制を受けて、アーティストたちは“冬の時代”に直面せざるを得ません... ...続きを見る
インドネシア文化宮
2008/06/03 18:54

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